僕は高校3年生の時に過敏性腸症候群と診断されました。
原因は、ほんとに些細なことで、中学の時に授業中にトイレに行きたくなって我慢してしんどくなったこと。
その当時は思春期でトイレに行くとからかわれるという事と、恥ずかしいという思いから我慢して抑え込むようになったのがきっかけです。
その頃から、頭の中では「お腹が痛くなったらどうしよう?」という思いがずっと頭の中で気になるようになりました。
この記事で特に伝えたいこと
こんな自分でも息苦しさを軽減できる方法を3つ伝えます。
1.何がしんどいかっていうと、誰にも相談できないからです。
その理由は、検査をしても原因がなく気持ちで症状が変わり、周りに理解してもらえないからです。
2. 自分が病気だという事を受け止める事です。
受け止める事というのは、何かを変えようとか難しい事じゃなくて、単純に「あぁ、だから今までお腹が痛くなってたんだ」って思えることです。
僕の心の中で、何かが変わった瞬間でした。
3.思い切って打ち明ける事です。
ここでの打ち明けるというのは、みんなの前でではなくて、誰か一人だけでいいです。
例えば、ちょっと遠出するときには、サービスエリアごとに休憩してほしとか簡単なことからでいいんですよ。
過敏性腸症候群とはどんな病気か!
下痢や便秘が続いたり、おなかに不快感があるのに、検査をしても原因になるような病気は見つからない・・日常生活で不安や緊張を感じた時など、何らかのストレスで腸の働きが悪くなって起こることから、心身症の一つと言われています。
症状と対処法
下痢型
激しい腹痛とともに、水っぽい便が出る下痢が、1日に何度も何度も起こります。外出するのが本当に嫌になるほど、症状に悩まされるケースもある。
特に車の運転中や長時間の会議中、授業中など、トイレに行きづらい状況やトイレのない状況下に置かれると、急激な腹痛&便意を伴い、柔らかい便や水のような便が排出されるのが下痢型。
突然便意をもよおすかも、という不安がさらに症状を悪化させる。
冷たい飲み物や食べ物、牛乳や乳製品もお腹をゆるくさせてしまうこともあるので注意が必要。
便秘型
排便時に腹痛が起こり、強くいきまないと便がでなかったり、コロコロと小さな便しか出なかったり、残便感に悩まされる場合がある。
トイレに行ってはみたものの腹痛を伴ってなかなか排便できない。ストレスを感じるとより悪化する傾向にある。
極度の緊張によって起こる可能性が考えられる。
起床後に1杯の白湯をゆっくり飲むのもおすすめです。
混合型
激しい腹痛とともに、下痢と便秘を繰り返す。
下痢型と便秘型の両方の特徴を併せ持つ。
便の状態に合わせて対処しましょう。
発症する原因とは!
はっきりとした原因は分かっていませんが、ストレス・過度な緊張・腸内細菌の変化などが多く関係しているのではないかと考えられています。
悪化させないためにすることと対処法!
1.食事の見直し
きちんと朝食を食べたり、食物繊維をたくさん含む食品を積極的に摂ったり、毎日の食事内容を見直しましょう。
2.適度に運動
適度な運動はリラックス効果が期待できるので、ストレッチ、軽い体操、ウォーキングなど無理のない範囲で続けてみましょう。
3.睡眠不足の解消
理想的な睡眠不足は8時間といわれていますが、今の時代にとってはすこし難しいと思われますので、最低限6時間は確保できるように心がけてください。
4.ストレス対策
日常生活でリラックスできる工夫を考えてみましょう。
ゲームやテレビ、好きな音楽を楽しんだり、自分の夢中になれることを見つけましょう。
まとめ
ストレスをため込みやすい人、もし過敏性腸症候群の症状があらわれてしまっても、その対処法をしっていることで不安の解消に繋がります。
個人的にポケットには常に薬を持ち運ぶようにはしています。
100均でもケースも売っているので、これがあると心強いからおすすめです。
気になりだすと、どんどんマイナス思考になってくるんですよね。
例えば、何度もトイレと言って他の人の手を止めてしまって悪いなとか、周りがすごく気になってと最悪のパターンです。
友人と遊びに行っても常にトイレの事を考えてしまい、全力で楽しめなかったり、食べる物にも気を付けたり・・・。
でも、そこで気付かされた事もあります。
勇気をだして話してみて、受け入れてくれる人は大切にしていくべき人で、態度を変えたり面倒くさそうにする人とは距離を開けても問題ない人かが分るようになりました。
無理に頑張ろうとするんじゃなくて、本当に自分が楽になるべき場所を見つけるのが一番幸せなんだと思います。