天才的な伏線回収が秀逸!アニメ「進撃の巨人」のレビューまとめ

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こんにちは!

今回は、アニメ「進撃の巨人」についてレビューしていきます!

アクションが好きな方、グロい内容を気にされない方は楽しんで頂けると思います。
また、話が進むにつれて解き明かされていく謎がとても多いので、絡み合った謎が解けていく物語や、その伏線ともいえる描写を考察したり後でまた見返してみたりするのがお好きな方にもとてもお勧めです。

一度見ただけでは気付けなかった部分が2度3度と見返す度に判明していくのはとても楽しいです。

もし、興味がある方はぜひ最後まで読んでみてくださいね!

アニメ「進撃の巨人」のあらすじ

人を食べてしまう巨人が存在する世界で、主人公は巨人の侵入を阻む壁に覆われた中の街で生活をしている少年です。

少年も含め人々は壁に守られた街へ巨人が入ってこないと信じていたある日、一瞬にして世界は変わってしまいました。

鎧を纏った巨人により壁が壊されてしまい、沢山の巨人が一気に街へと侵入してきます。

少年はこの出来事により目の前で母親を巨人捕食されてしまうという壮絶な体験をし、母を捕食した巨人、そして「この世に存在する巨人全てを駆逐してやる」と心に決め巨人を倒すための兵士になる決意をします。

アニメ「進撃の巨人」の魅力を徹底レビュー

全体を通して主人公である少年エレンやその周りの人々の世界観はとても悲しく、悔しく、恐怖です。

巨人と呼ばれるだけあって人間よりも遥かに大きく意図も容易く命を奪います。そんな中でも懸命に生きようとし、巨人を駆逐するために努力を重ねるエレンの姿にはとても胸を打たれます。

また、シリアスなシーンのはずなのに思わず笑いたくなってしまうのはこのアニメの特徴だと思います。

巨人の生態を調べる為に生きたまま捕獲することに成功した調査兵団のハンジは、日々の巨人に対する実験において痛みを感じない巨人に対しても、槍で目玉を抉りながら「痛いよね、ごめんよ」と勝手に痛みを想像して共感しぼろぼろに泣きながらも目玉に突き刺した槍を更に奥へと刺すサイコパス…。

また、捕獲した巨人に名前を付けて愛着を示してみたりと面白いです。そんな、一見頭のネジが外れているように見えるハンジも巨人に関しての研究は一目置かれ調査兵団の面々は窮地を救われたりしています。

104期と呼ばれる主人公達が所属する訓練兵の面々も皆違った性格でやり取りを見ているのが楽しいです。

訓練時代、立体起動装置を上手く操れないエレンに対してからかってくるジャンとはいつも口喧嘩をしていて、これは訓練兵の時代を経て調査兵団となり成長した後も変わらぬ関係性で、二人が言い合いをして取っ組み合っているのを見るのは和めます。

ミカサのエレン至上主義も微笑ましく思えます。エレンに危害を与える、不快な思いをさせるものは全て敵だ、そう言わんばかりの貫禄は笑いを誘います。

そんなシリアスの中に笑いを含む進撃の巨人ですが、要所要所で重大な選択に迫られます。シーズンが進み、エレンの家の地下室へと後僅かの所まできた調査兵団は敵の襲撃に遭います。相手は今までの巨人とは違い知性をもって戦略と共に攻撃してきていて、その猛攻の前に団長エルヴィン率いる調査兵団は全滅の危機に陥ります。

壁を隔てて中と外で戦う最中、命を懸けて囮役となって特攻したエルヴィンは瀕死のケガを負ってしまいます。また、時を同じくして壁の中で戦っていたエレンの仲間のアルミンもその身を犠牲にして巨人を打ち取ります。

瀕死の二人を助けられるのはリヴァイ兵長の持つ薬だけ。ただし、その薬は一人分だけ。エルヴィンかアルミンか、どちらに薬を使うかでその場にいたエレンやほかの人物たちは揉めてしまいます。

エルヴィンは団長だから…アルミンはここに来るまで沢山の知恵を出してくれた功績がある…その場にいるエレン達の大切な人を助けたい気持ちが痛いほど伝わるシーンです。泣きながら訴える様は悲痛で、片方に死んで欲しい訳じゃない。でも、生きていて欲しいと思う人に薬を使って欲しい。

それは見ていてとても切なくなるシーンでした。あの時、前もって団長のエルヴィンからいざとなったら薬を誰に使うかの判断はお前に任せる、と託されていたリヴァイ兵長の心を想像すると更に悲しくなります。

団長であるエルヴィンとリヴァイ兵長は付き合いも長くそれだけ互いを信頼していたことが今までの話からも描かれていたので、それでも尚薬をアルミンに使うと決めたリヴァイ兵長は凄く強いと思いました。

他にも今まで一緒に戦ってきた主要人物たちがあっけなく巨人に捕食されたり、同じ人間に打ち殺されたりと驚くと同時に悔しさや悲しさを感じさせられることが何度もありました。特に巨人に捕食されるシーンでは勇敢に戦っていたのに泣き叫んでいたり、懺悔や後悔を叫んだりと見ているのが辛くなります。

また、話が進むにつれて明らかになっていく巨人の生まれた訳や、今まで漠然と巨人さえ倒せば、と思っていたことが間違いだったと気付かされることも絶望を感じると共に先の展開が早く見たいと睡眠時間も忘れて見入っていしまいます。

まとめ

声優さんもとても豪華で、感情のこもった演技には見ているこちらも引き込まれてしまいます。

なので、お好きな声優さんが出ていらっしゃったら是非見て頂きたいですし、立体起動装置を使った戦闘シーンは疾走感があり巨人を倒す瞬間は迫力があってとても素晴らしい作画なので映像が気になる、という方にもお勧めです。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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