こんにちは!
今回は、アニメ「ツルネ ―風舞高校弓道部―」についてレビューしていきます!
2018年にシーズン1がスタートした後、待望のシーズン2が2023年1月より放映されました。風舞高校弓道部を中心とした、弓道アニメです。
弓道に興味がある人はもちろん、武道や弓道をカッコイイと思う人や、日本の伝統的なものに興味のある人におすすめしたいアニメです。
京都アニメーションの世界観や絵柄が好きな人はきっとハマること間違いなしです!
男同士の友情が多いのですが、スポーツアニメでもあまりガツガツしていないですし、何より爽やかイケメンがたくさん出てくるアニメなので女性ファンも多いんだとか!
精神鍛錬とか、人の心の弱さとかを克服するような、精神性の高いアニメが見たいという人に特におすすめです。
もし、興味のある方はぜひ最後まで読んでみてくださいね!
アニメ「ツルネ ―風舞高校弓道部―」のあらすじ
主人公の鳴宮湊は、「はやけ」という、矢を離すタイミングをコントロールできなくなったことが原因で弓道から去っていましたが、風舞高校に入学後再度弓道を始めることになります。
幼馴染の静弥や、弓道部の仲間たち、顧問の滝川、ライバルの愁などと過ごすうちに、はやけを克服し大会を目指すように。
二部ではさらに深く弓道と向き合う場面や、愁のいる桐先高校弓道部や、辻峰高校弓道部のメンバーたちとも切磋琢磨する様子が描かれています。
アニメ「ツルネ ―風舞高校弓道部―」の魅力を徹底レビュー
まっすぐな湊が、つまづき、転び、立ち上がるということを繰り返し、成長するというのが物語のひとつの大筋になっているのですが、そこに弓道の精神性や、伝統などが絡んでいて、普通のスポーツアニメとはかなり違った、静かでも熱い世界が描かれています。
好きなシーンというか、好きなキャラクターは湊の幼馴染の静弥で、頭がキレて冷静で大人びたキャラであるのに、湊のことになるとまるで母親のように心配をしたりするところがギャップ萌えします。
秀才であるのに、わざわざ湊と一緒にいるために風舞に入学し、弓道部にも一緒に入学し、いつも湊を守ってやろうとするのは、幼いころに湊が母親をなくしているせいのようです。湊へのかいがいしさや、母性がすごすぎて、腐女子目線で見てしまうと、まるで湊に片思いをしているかのような妄想が止まらなくなるので女性は注意が必要です(笑)。
ちなみに、同じ風舞のチームメイトの七緒という、王子キャラの人気ものの男子と、
かっちゃんこと小野木(熱血キャラ)の二人もいとこ同士です。シーズン2で二人がものすごくケンカをして、なんとなく仲直りする回がありますが、ここも人気のシーンとなっています。
弓はチーム5人で引きますが、その5人でチームワークを少しずつ作っていく過程も面白いです。
性格も、弓の経験も様々な5人が顧問であり、弓引きの滝川に厳しく指導されながら少しずつ、自分たちのスタイルを作っていきます。
5人が同じ動作・息合わせで弓の試合に臨む姿は本当にキレイです。一射ずつ放たれる弓のしなりや、羽の音までもがリアルに聞こえてきそうな気がします。
あと、やっぱり弓道の白と紺の袴姿と、額にハチマキがカッコイイ!
また、滝川はまだ顧問になる前に湊とは、神社の中の夜多の森弓道場で出会っていて、その時のシーンも美しい。夜の闇と弓、そしてフクロウ(滝川のペット?)が飛んでくるところも幻想的ですね。
なので、顧問になってからも湊は、「滝川先生」ではなく、「雅さん」と呼んでいます。
この滝川、夜多神社の神主でもあるのですが、湊や他の部員たちを優しく、厳しく導いてくれる存在となります。
風舞のライバルたちで注目なのは、湊が子供の時に、西園寺先生という有名な先生の弟子となっていた時に、もう一人弟子であったのが、強豪・桐崎高校で再び出会う愁です。
愁は他を圧倒するほとの技術を持つ弓引きに成長しており、シーズン1の最後では湊と愁が決勝トーナメントで対決するシーンがあり、湊が勝利して終わったので、このアニメは続きはもうないだろうなぁーと思っていたら、まさかのシーズン2がスタートの予告を見た時には、飛び上がるぐらい嬉しかったものです。(逆に言うと、それぐらいシーズン1の話のまとまりと完成度が高かったということです。)
シーズン2で出てくる辻峰高校は桐崎とならぶ強豪校ですが、ちょっと訳ありな学校で顧問やコーチなどの指導者がおらず、湊の中学時代の先輩である二階堂が中心となり、自分たちで練習をしています。
ここのチームが披露する「斜面打ち起こし」は、カッコイイですよ!
また、次々に間髪いれずに弓を放つスタイルも型破りで、この辻峰のペースに引きずられ、湊たちは負けてしまいます。
そんなライバルたちとも、合宿で合流する機会があり、試合だけでは見れない、
素のキャラなどに触れることができます。完璧で強いと思っていた愁が、それだけじゃないキャラだったり、二階堂先輩が、自分たちはこれでいいのかと実はすごく悩んでいたり…。
また、同じ風舞弓道部の女子3人も可愛らしく、応援したくなります。
シーズン2では、今度は愁の桐崎が勝利するので、シーズン3も期待できるかな?
劇場版も昨年公開になったことですし。
ツルネはもちろん弓を射るシーンがとにかく美しいのですが、やはり圧巻なのは2期最終話。
滝川が神主を務める夜多神社で催されるお祭りと、納射の儀の弓。
この儀式を風舞男子5人が務めることになります。今までの試合での弓とはまた異なった衣装、雰囲気でゾクゾクしてしまいました。
京都アニメーションらしい、それぞれのキャラクターの繊細な心の動きの描写と優しいタッチの絵柄が美しいアニメです。
まとめ
武道(柔道、剣道、相撲、空手)等にもアニメ作品はありますが、最近やっていた柔道の「もういっぽん!」は、柔道女子のキラキラまぶしい青春アニメでしたし、剣道は「るろうに剣心」とかもはや武道ではないですし、空手は古いですが「空手バカ一代」とかです。
こうしてみると、武道の精神とか、道といったものを重んじてきちんと表現している、正統派武道アニメってないもんだなと感じましたので新鮮さを感じることができると思いますよ!
この記事が少しでも参考になれば幸いです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!